解決事例

CASE1 FC本部の契約勧誘時の説明義務違反・契約後の指導義務違反の事例

事件概要

FC契約に基づき開店したフランチャイジーが売上不振のため、閉店。本部に対し、契約締結時の説明義務違反、契約後の指導義務違反を理由に、1000万円の損害賠償請求。これに対し、フランチャイジーの主張を否定する一方、関連会社とともにリース料残代金、中途解約金等約1000万円を請求。
フランチャイジーの主張を否定する一方、関連会社とともにリース料残代金、中途解約金等約1000万円を請求。

結果

関連会社が50万円を支払う和解が成立した。

CASE2 契約終了後も元加盟店がFC本部のロゴを継続使用した事例

事件概要

FC契約に基づき開店したフランチャイジーが契約終了後も本部の看板、ロゴを続用したため、契約終了を理由とした看板の撤去、使用料相当損害金等として約2000万円を請求して提訴

結果

看板を撤去するとともに1050万円の支払いを受ける旨の和解成立で解決。 その他の事案においても、看板を撤去するとともに、請求金額全額の支払いを命じる勝訴判決、あるいは、看板を撤去するとともに請求金額を若干減額した和解金の支払いを受ける旨の和解成立で解決。

CASE3 FC本部の商標を無断で使用した事例

事件概要

FC本部の事業内容と類似の事業者が、本部との契約がないにも関わらず、本部が使用するロゴ等を記載した看板を掲げる。
商標権侵害を理由とした看板撤去、使用料相当損害金を請求して提訴。

結果

看板を撤去するとともに、請求金額を認める勝訴判決、あるいは、看板を撤去するとともに請求金額を若干減額した和解金の支払いを受ける旨の和解成立で解決。

CASE4 フランチャイジーの労働審判事件

事件概要

コンビニフランチャイジーが経営していたコンビニにおいて、従業員が退職し、退職金等200万円の支払を求める労働審判を申し立てた事案。

結果

35万円の支払で和解成立した。

CASE5 フランチャイジー等のクレーマー対応

事件概要

コンビニフランチャイジーが販売していた食品を食べて食あたりになった、定員の接客態度が悪い、その他のクレームを主張し「誠意を示せ」等の不当要求をされた多くの事例。

結果

面談禁止、架電禁止等の仮処分、その他交渉において、不当要求を遮断。

最終結論

示談交渉の結果、和解が成立し、17,500,000円の支払を受けることができた。(約1.54倍)

CASE6 加盟金を支払った後に本部がフランチャイズチェーンをやめて、破綻してしまったが、一部の範囲で加盟金の返還を受けることができた事例

依頼者の立場

加盟店

請求内容

加盟金返還請求

経済的利益

300万円

依頼のきっかけ

依頼者は、あるフランチャイズチェーンの加盟契約を締結し、加盟金として500万円超を支払った。ところが、依頼者がフランチャイズ店舗を開業する前に、フランチャイズ本部が営業を中止してしまい、開業できなくなった。加盟金の返金を求められないかについて、当事務所に相談。

解決までの流れ

当職らが代理人として、本部の代理人と交渉。
途中、本部が破綻するなどし、返還を受けるのは困難とも思われたが、最終的に約300万円の範囲で返還を受けた。

CASE7 本部に営業を委託していた店舗が赤字になったため、本部とのフランチャイズ契約を解消して加盟店が同じ場所で本部とは独自の営業をしていくことで合意した事例

依頼者の立場

加盟店

請求内容

加盟金返還請求
本部との関係遮断

依頼のきっかけ

依頼者は、ある飲食のフランチャイズチェーンに加盟。本部に店舗の営業を委託していたが、赤字になり営業が困難になった。本部に対する原材料費の買掛金も残ってしまっているが、本部との関係を解消して独自の店舗として営業していきたいとして、当事務所に相談。

解決までの流れ

当職らが代理人として、本部の代理人と交渉。
契約の解消と加盟金等の返還を求めたところ、本部も多額の売掛金の残額を主張。
最終的には、お互いの金銭債権を相殺することを条件にフランチャイズ契約を解消するとともに、依頼者が同じ場所で本部とは独自に営業していくことを認める形で和解した。

CASE8 フランチャイズ加盟店の営業が成り立たなくなったにも関わらず、中途解約条項がない場合に、本部との協議でフランチャイズ契約を合意解除した事例

依頼者の立場

加盟店

請求内容

本部との関係遮断

依頼のきっかけ

依頼者は、あるフランチャイズチェーンに加盟した。当初は営業として成り立っていたが、ロイヤリティが重荷になるなどして、営業が立ちゆかなくなった。依頼者はフランチャイズをやめたいと考え、当事務所に相談。

解決までの流れ

当職らが代理人として、本部の代理人と交渉。
フランチャイズ契約書上、中途解約条項がなく、契約期間内にやめることができるかが危惧されたが、最終的には、依頼者の店舗を本部に譲り渡すことを条件に、フランチャイズ契約は合意解除するに至った。

CASE9 加盟店が経営不振であった場合に、契約上の中途解約違約金を免除されて解約できた事例

依頼者の立場

加盟店

請求内容

中途解約

依頼のきっかけ

依頼者は、あるフランチャイズチェーンの加盟契約を締結したが、立地の悪さ等から経営不振に陥った。毎月赤字が続いているため、本部に中途解約を申し入れたところ、契約に基づく中途解約違約金を請求されたため、当事務所に相談。

解決までの流れ

当職らが代理人として、本部と交渉。当初は契約に基づく中途解約違約金を請求されたが、最終的に中途解約違約金は免除する形で中途解約が成立した。

CASE10 本部が加盟店から委託を受けて店舗運営していたにも関わらず経営不振で店舗閉鎖に至った場合に、本部から加盟金等が返金された事例

依頼者の立場

加盟店

請求内容

加盟金等返還

依頼のきっかけ

依頼者は、あるフランチャイズチェーンに加盟。フランチャイズ契約においては、本部が依頼者から加盟店舗の営業を受託し、黒字化してから依頼者に引き渡すこと、黒字化しなかった場合には加盟金等を返還する旨の特約があった。その後、店舗が黒字化しないまま閉店に至ったが、本部が加盟金等の返還をしなかったため、当事務所に相談。

解決までの流れ

当職らが代理人として、本部と交渉。当初本部は、弁済の猶予を受けたなどと反論していたが、最終的には契約書通りの返金を受ける形で和解した。

CASE11 本部からの誤った指導により加盟店の営業が困難になりフランチャイズ契約を終了した場合に、中途解約違約金が免除された事例

依頼者の立場

加盟店

請求内容

中途解約違約金等

依頼のきっかけ

依頼者は、あるフランチャイズチェーンに加盟した。当初は営業として成り立っていたが、ロイヤリティが重荷になるなどして、営業が立ちゆかなくなった。依頼者はフランチャイズをやめたいと考え、当事務所に相談。

解決までの流れ

当職らが代理人として、訴訟対応。契約が終了に至ったのは本部に原因があるとして争ったところ、実費としての未払派遣料は支払うものの、中途解約違約金は免除する形の和解が成立した。

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